ベランダ・バルコニー・テラスの高圧洗浄　いろんな方法：高圧洗浄機の選び方、使い方

暖かくなって、外回りの掃除の季節になってきました

ケルヒャーK2.900サイレントをご存知でしょうか？
型番を聞いても、普通はよくわからないと思います。

K2という型番ですから入門クラスなのですが、K2.900は他のK2ランクの製品とは別格の商品です。

K2.900

水冷式の静かなモーター　体感音は従来機の約半分　高圧ホースが10M

実は、ケルヒャーのベランダクリーナーとして販売されている高圧洗浄機は、このK2.900サイレントが本体です。
K2.900とデッキブラシ型のノズル「フロアクリーニングランス PS 20」がセットになったものがベランダクリーナーという商品です。

ベランダクリーナー（K2.900＋PS20デッキブラシ）

ただしこのセットは付属の高圧ホースが5Mなので、ベランダと蛇口が離れている場合、延長高圧ホースを追加購入するか、水道のホースを長いものにする必要が出てきます。
ベランダクリーナーも使い勝手はいいのですが、使う環境によっては、K2.900サイレントに自分向けのアクセサリーを別途購入するほうが、使いやすい場合が多いのです。

今回、状況にあわせて、このK2.900サイレントといろんな便利なアクセサリーを組み合わせて使う方法を紹介します。

こちらも最近書きました。
連休掃除に参考にしてみてください。
↓
ベランダじゃないけど、ベランダクリーナーは使える？

ベランダ・テラス・バルコニーを掃除しよう

ようやく春が近づいてきたようですね。
まだ、肌寒い日や夜もありますが、日中天気が良い土曜、日曜日など天気の良い日は、暖かく外作業もそろそろやってみようかな？と思う今日このごろ。

ベランダの植物の手入れや、春に向けての準備なども始めたくなりますね。

ベランダ周りのお手入れをして、春夏にむけて気持ちのよい環境にしておくのも今の時期です。
そこで、お掃除グッズでおすすめなのが、高圧洗浄機です。

いつもベランダの床や窓ガラスをブラシでゴシゴシ時間をかけて掃除していませんか？
土がこぼれて苔が生えたり、プランターを動かしたら床の汚れが目立ちますよね。
そんなときに、一瞬で汚れを落とせる高圧洗浄機が人気です。

今は、ベランダ掃除に向いた機種があるんです。
ケルヒャーのベランダクリーナー（K2.900サイレント＋PS20デッキブラシのセット）といいます。

ここで高圧洗浄機についてのよくあるイメージを少しあげておきます。

高圧洗浄機なんてちょっと大袈裟じゃないの？

水の量が少しで、多くの箇所が掃除できて、短時間で終わる。
ブラシで届かない凹凸に入り込んだ苔汚れが一瞬で除去できる。
本体の大きさもコンパクトに出来ていて、ベランダの隅に専用カバーを掛けて置いておける。

なので、今までのホースでの手作業より短時間に掃除が終わるので、大変なベランダ掃除も簡単になり掃除の回数が増えると思います。

音がうるさそう

K2.900サイレントという名前の通り静かです。
ベランダ用の洗浄機がなかった頃、音に関しての問題が、普及を妨げていました。
水冷式のモーターになって、音が気になる高圧洗浄機のイメージが一掃されました。
なので集合住宅でも問題なく使えます。

水と電源の確保は？

電源は、たいていベランダの近くのお部屋のコンセントで確保できます。
100ボルトの一般家庭用電源から取れます。

水に関しては、高圧洗浄機は水道水の圧力をポンプで高めて噴射して汚れを落とします。

いつもベランダには、お風呂やキッチンからから水を汲んで水やりしたり
バケツで往復したり、長いホースを蛇口から部屋を引っ張って掃除したりしてるので
大変じゃないの？

と思う方もいらっしゃると思います。

そういった方には、ベランダの高圧洗浄機の横に水をくんだバケツの水を吸い上げて、洗浄できます。
イメージとしては、こんな感じです。

別途蛇口から長いホースを伸ばす事なく、ベランダ掃除のときにバケツの水を汲んで往復していた方は水の量が少なくて済むので、往復する回数も減りますし、準備、片付けも楽です。

【ケルヒャー互換】高圧洗浄機用部品ヒダカ自吸セット（サクションホース+フィルターボトル+ストレーナーセット）（HKP-JSET）

このホースは、この販売店独自で開発した、先端の網部を業務用と同じ構造にして大きくし、バケツに入れたあと使っているうちに軽さでホースがバケツの外にでてしまう（先端が軽い場合よくある）トラブルを避けるように作られています。

ベランダクリーナーとこのヒダカ特製のケルヒャー互換自吸セットがあれば、水のないベランダでも安心です。

お風呂の残り湯などが使いたい

お風呂の残り湯を洗濯に使っている方も、いらっしゃると思いますが、そのお湯をベランダ掃除にも使ってみましょう。
イメージとしてはこんな感じ。

浴槽の水を使うので、かなりの箇所を洗浄できます。
水の温度も少し高いので、汚れ落ちもいいかも。

使ってみた感じは？

ブラシを使ってみた感じは、こんな感じ。
他にもアクセサリーを別途手に入れてテラスクリーナーを装着したり、ため水を自吸しての使い方も可能です。

このK2.900サイレントデッキブラシ付き（ベランダクリーナーという名前のセット）は、デッキブラシがセットになっているので、普通であれば水が周囲に飛び散りますが、汚れだけを集中して洗浄できます。
水の飛び散りも防いでくれます。

他のアクセサリーでテラスクリーナーという円盤型のアタッチメントを別途購入すれば、ノズル先端が回転し、水はねもなく大きな面積で、早く汚れが落とせます。

壁も洗いやすくなります。
ヒダカというお店では、テラスクリーナーをセットにして、汚れ落ちの良いセットを提供しています。（以下で紹介）

K2.900サイレントをベランダ掃除で使う方法

さて、ここからが本題になります。
今から高圧洗浄機をベランダで使ってみたいと思った方、おそらく販売店のページを見ると、セット物としていろんなアクセサリーがついたものがあって迷うと思います。
自分の家、マンションのベランダや一戸建ての2階、3階のテラスなど、水源（蛇口）とベランダの距離によって、選んだほうが良いセットが違ってきます。
昔、ベランダ掃除の方法を何度か書いたことがありますが、今回はベランダクリーナーの本体で定評のあるケルヒャーK2.900サイレントを状況によってどんなアクセサリー（アタッチメント）を使うと良いのか？
書いてみたいと思います。

ベランダクリーナー（K2.900サイレント＋デッキブラシがセットになったもの）という名前なんだから、単にそれを買えばいいのでは？と思う方もいらっしゃると思いますが、高圧ホースが５Mに設定されて付属品はデッキブラシ。
ベランダの場所や汚れによって本体は同じでもアクセサリーを選び直したほうが良い場合があるのです。

実際使う段階を想定して、パターンを考えてみましょう。

まず水源（蛇口）を先に探す

高圧洗浄機をマンションなどで使う場合電源を探すよりも、つなごうと思う蛇口をまず探します。
なぜなら、蛇口はおそらくお風呂かキッチン、洗濯室、ベランダの蛇口くらいしかないからです。
庭や外回りという概念がないので、しいて言えば外回りは、ベランダか廊下になりますね。
コンセントは、蛇口よりいろんな場所にあるので、蛇口を決めたあとにその近くのコンセントを探しましょう。

水源とコンセントが近いのがベストですが、そのような場所は、お風呂場・洗面所・洗濯室付近です。
キッチンもありますが、まず最近のカランはつなげることができません。※蛇口の泡沫金具・キャップを外してアダプター経由でつなぐこともできないこともないですが、ホース側にもアタッチメントを付ける必要があります。

ケルヒャーの高圧洗浄機に標準添付の水道ホースの蛇口側は、単にバンドで締めて使うものです。

標準で付属しているホースはこんなもの。黄色のジョイント側は本体側につけて、ホースむきだしの方をバンドで締めます。
でも、それじゃマンションでつながるところが少ないです。

そこで洗濯機のところの蛇口を使います。

必ず蛇口を閉めて、ぞうきんをあてがって（水が噴き出る場合があるので注意）洗濯機のホースを外すと先端がこのようになっている蛇口になっていると思います。（ちょっと形が違う場合があるかもしれませんが、洗濯機がつながるのは、金属、プラスチックでも同様のタイプです。

カクダイ洗濯機用ホースジョイント 772-601】

そこに別途これを購入して↑バンドで締めます。

拡大するとこんな部品。ケルヒャーにもバンドは同梱されていますが、このジョイントにも付いています。
これを使うと洗濯機のところからも、水が確保できます。
ベランダのガーデニングなどで、ホースで水を取りたい時もあれば便利です。

最近の新築マンションは、たいていこのタイプの水栓になっています。
古いマンションなどは、他のタイプも有りますが、先端は共通です。
ストッパー（アダプターが万が一外れても水が止まる機能）があるかないかです。

こんなタイプか

こんなタイプの場合もあります。

大抵これらの3種類の場合が多いです。

どのタイプにもカクダイ洗濯機用ホースジョイントは接続可能です。
「どこにもつなげることができない！」
と慌てずに、洗濯機の蛇口につないでください。

それでもどうしても、つながらないという方は、せっかくお風呂の近くに洗浄機を置くのであれば、浴槽の風呂水の残り湯を利用する方法もあります。
その場合は、先ほど紹介したヒダカ自吸セット（サクションホース+フィルターボトル+ストレーナーセット）（HKP-JSET）を使えばふんだんに残り湯を使えたり、ベランで持っていったバケツの水を使ったりできます。

こんな感じで。この場合バケツの水を使っていますが、同じようにお風呂から取ればいいのです。

電源の確保

水が確保できたら、本体の近くに100Vの家庭用コンセントはありますか？
できるだけ延長しないで直でつなげる場所を探してください。　
ベランダから電源の距離が遠い場合でも、K2.900は、電源コードが5ｍありますので本体から5Mの周囲ならコンセントに繋げます。
洗濯機の蛇口から水道を確保した場合は、すぐ近くにコンセントが有ると思います。
そこにつなぎましょう。

本体からベランダまでどのくらいの距離がありますか？

そのように、本体に水道と電源を確保できたあと、その場所からベランダまでどのくらいありますか？
ベランダクリーナーを購入した場合、高圧ホースが標準で5メートルしかないので、少し広いベランダでリビング・ダイニングの幅で動こうと思うと、端から端まで届かないかもしれません。
ベランダを動き回るためにはやはり、ベランダ近くに本体を置いて、

バケツで水を汲んできてため水を使う
別途、ホースリールを購入して水道ホースを長くして水を確保する

のどちらかになると思います。

仮に、ベランダクリーナーではなく、デッキブラシがついていないK2.700を購入すると高圧ホースが10メートルあるので、うまくいけば洗濯室からベランダまで、高圧ホースを伸ばして使うことができます。
その場合は、デッキブラシ型のノズルは付属していませんが、代わりに床も壁も洗浄できるテラスクリーナーがもらえる販売店があります。

K2.700に延長高圧ホース10メートルをプラスすると、マンションの隅々まで、高圧洗浄できます。

K2.900サイレントを購入する場合、いろんなオプションをセットにして販売しているヒダカというお店がおすすめです。
高圧洗浄機の置く場所に制約がある場合、本体から洗浄ガンの距離を長くして対応しましょう。
そこで高圧ホースを延長できるセットです。

K2.900 サイレント (東日本用 50Hz) ケルヒャー家庭用高圧洗浄機＋延長高圧ホース10m セット★今ならもらえる「テラスクリーナーT250+高圧洗浄機DVD」レビュープレゼント★
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このお店はレビューを書くとテラスクリーナーと使い方DVDがもらえます。標準のホース長が10Mなので、合計20M。
たいていのマンションや一戸建ての２階のテラスなどの掃除にかなりおすすめ。

このタイプで、先ほど紹介したバケツの水を吸い上げるヒダカ自吸セットが付いたものもあります。

K2.900 サイレント(東日本用 50Hz)ケルヒャー家庭用高圧洗浄機＋延長高圧ホース10m ＋ヒダカ自吸セット ★今ならもらえる「テラスクリーナーT250+高圧洗浄機使い方DVD」レビューを書いてプレゼント！★
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これがあれば、万が一水道が取れなくても、ベランダ近くでも水を確保でき、もちろん洗濯機のところも使え、20Mの高圧ホースで、広い場所でも本体を移動する回数を極力少なく出来る。
あとからあれがあればよかった。高圧ホースが長ければよかったとか水道ホースが短かすぎるといった、購入後の問題が少ない、おすすめ商品です。

ベランダ以外に、玄関から外に出てマンションの廊下側の格子内の腰窓の洗浄も、廊下から噴射して、外しにくい網戸などつけたまま洗浄可能です。
ポーチなどがある方は、テラスクリーナーで床掃除もできます。

もちろん、マンション掃除以外にも、一戸建ての家のまわりにも、このセットがあれば高圧ホースが20メートルあるので、極力本体を移動せずして家の周囲を洗浄できます。
道路に面した門から玄関扉までの、階段やアプローチなどの苔汚れも、強力に洗浄できます。

高圧ホースが長いと外壁洗浄時などは、本体を移動せず洗浄に集中できるので、洗浄機の移動の煩わしさの軽減には向いたセットと言えます。

あとモーター性能がいいぶん、電源周波数が東日本用、西日本用と分かれていますので
お住いの地域で間違いのないようにしてくださいね。中部電力｜地域と周波数 - 電気のマメ知識

今回紹介した、K2.900サイレントやベランダクリーナーは、楽天でもかなり売れています。
レビューもこちらで確認してみてください。

セットになっているアクセサリーも数種あるので、